腰椎の機能は?
腰椎は、背骨の下部にある5つの骨で、以下の3つの観点から重要な機能を果たしています。
1. 姿勢の維持
- 体の軸: 腰椎は、体を直立に保つための主要な軸として機能します。
- 重心の調整: 立位や歩行時に、体の重心を適切に保ち、バランスを維持する役割を担います。
- 脊柱の湾曲: 腰椎は、前弯と呼ばれる緩やかなカーブを描き、これにより、体のバランスを保ち、衝撃を吸収します。
2. 体重の支持
- 上半身の体重: 腰椎は、上半身の体重を支え、下半身へと伝える役割を担っています。
- 荷重の分散: 腰椎は、椎間板と呼ばれる軟骨組織とともに、体重を均等に分散し、腰への負担を軽減します。
- 運動時の負荷: 運動時には、腰椎には大きな負荷がかかりますが、その負荷を分散し、体を支える役割を果たします。
3. 運動
- 可動域: 腰椎は、体を前後に曲げたり、左右に傾けたり、回旋したりする運動を可能にします。
- 柔軟性: 腰椎の柔軟性により、様々な動作をスムーズに行うことができます。
- 運動のサポート: 腰椎は、運動時に、体のバランスを保ち、安定性を高める役割を果たします。
腰椎は、これらの機能を総合的に果たすことで、私たちの日常生活や運動を支えています。
脊柱管狭窄症とは?
脊柱管とは、背骨の中にある神経の通り道のことです。脊柱管狭窄症とは、この脊柱管が狭くなり、中を通る神経が圧迫されることで、様々な症状が現れる病気です。
脊柱管が狭くなる原因
- 加齢による変化: 年齢を重ねるとともに、背骨や椎間板が変形し、脊柱管が狭くなることがあります。
- 椎間板ヘルニア: 椎間板が飛び出し、神経を圧迫することがあります。
- 骨の変形: 背骨の骨が変形し、神経の通り道を狭くすることがあります。
- 靭帯の肥厚: 脊柱管を支える靭帯が厚くなり、神経を圧迫することがあります。
脊柱管狭窄症の症状
- 腰痛: 腰の痛みやこわばりを感じることがあります。
- 足の痛みやしびれ: お尻から足にかけて、痛みやしびれを感じることがあります。
- 間欠性跛行: 歩いていると足の痛みやしびれが強くなり、休むと楽になることを繰り返します。
- 排尿・排便障害: 尿漏れや便秘などの症状が現れることがあります。
脊柱管狭窄症のセルフエクササイズ3選
脊柱管狭窄症の症状を緩和するためのセルフエクササイズは、適切に行うことで効果が期待できます。
ここでは、一般的に推奨される3つのエクササイズを紹介します。
1. 膝抱えストレッチ
- 仰向けに寝て、両膝を立てます。
- 息を吐きながら、両膝を両手で抱え、ゆっくりと胸に引き寄せます。
- 腰が浮かないように注意しながら、30秒ほどキープします。
- ゆっくりと膝を下ろし、数回繰り返します。
2. 猫背ストレッチ
- 四つん這いになり、背中を丸めます。
- 息を吐きながら、お腹をへこませ、背中を天井に突き上げるようにします。
- 数秒キープし、ゆっくりと元の姿勢に戻します。
- 数回繰り返します。
3. ドローイン
- 仰向けに寝て、膝を立てます。
- 息を吐きながら、お腹をへこませます。
- お腹をへこませたまま、呼吸を続け、数秒キープします。
- 力を抜いて、お腹を元に戻します。
- 数回繰り返します。
注意点
- ゆっくりと行う: 勢いをつけて行うと、怪我の原因になることがあります。ゆっくりと、丁寧に動作を行いましょう。
- 毎日続ける: 毎日続けることで、効果を実感しやすくなります。
無理のない範囲で、毎日継続していきましょう!
これらを試しても症状が良くならない場合は、私たち【整体院oasis】にご相談ください!
きっとあなたのお力になれるはずです!

高校卒業後に君津市にある千葉医療福祉専門学校へ入学し、国家資格である理学療法士の免許を取得。卒業後は、木更津市にある君津中央病院へ入職し、整形外科・脳外科・神経内科など様々な診療科目におけるリハビリテーションを学びながら2年間勤務。その後、富津市にある加藤大介クリニックに開業から約20年間勤務し約50000万人の方を施術し、それと同時にスポーツトレーナーとして高校野球部をサポート。昨年2024年4月に木更津市に整体oasisを開業。整体業のほかに地域のスポーツ団体にスポーツ障害の予防を指導し、地域で活動中。
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