息苦しい?巻き肩?そんな悩みはありませんか?
「深呼吸をしても、なんだか空気が入ってこない…」
「マッサージに行っても、すぐに肩が巻いてしまう」
そんなお悩みはありませんか?実は、表面の筋肉(大胸筋や小胸筋)を揉むだけでは解決しない「体の奥のつっぱり」が原因かもしれません。
今日は、解剖学的にとても重要な「胸の筋肉と、心臓や肺が収まるスペース(縦隔:じゅうかく)」の神秘的なつながりについてお話しします。
1. 表面の筋肉は、深い場所へと「膜」で繋がっている
私たちは筋肉を個別のパーツとして捉えがちですが、実際には「筋膜(ファシア)」というボディスーツのような膜で全身がつながっています。
胸の表面にある「大胸筋」や、その奥にある「小胸筋」を包む膜は、ただ筋肉を包んでいるだけではありません。実は、鎖骨の裏を通り、首の深層を経て、心臓や気管が収まる胸の中央スペース**「縦隔(じゅうかく)」**へと地続きでつながっているのです。
豆知識: 小胸筋を包む「鎖骨胸筋筋膜」は、深部では心臓を包む「心膜」を支える装置のような役割も果たしています。
2. 巻き肩が「息苦しさ」を作るメカニズム
デスクワークやスマホ操作で「巻き肩」になると、小胸筋がギュッと縮まります。すると、筋膜の連鎖によって以下のようなことが起こります。
①縦隔が引っ張られる: 胸筋の緊張が、深部の縦隔や心膜を前方・下方へ引き寄せます。
②スペースが狭くなる: 心臓や肺が動くための「ゆとり」が奪われます。
③自律神経への影響: 縦隔を通る大事な神経(迷走神経など)が圧迫され、リラックスしにくい状態に。
「胸を張る」という動作は、単に見栄えを良くするだけでなく、内臓が本来の動きを取り戻すためのスペース作りでもあるのです。
3. 縦隔を解放する!お家でできる筋膜リリース
物理的なつながりを意識して、内側から体を広げてみましょう。
① テニスボールで「アンカー」を外す
鎖骨の外側、肩の付け根あたりにある「小胸筋」をテニスボールで優しくリリース。
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コツ: 強く押すのではなく、ボールの重みを感じながら「胸の奥にある心臓の周りがふわっと広がる」イメージで呼吸を繰り返します。
② 壁を使った「深層回旋ストレッチ」
肘を肩より高くして壁につき、体を反対側へひねります。
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コツ: 指先を遠くに伸ばしながら、肺を大きく膨らませて「内側から膜を押し広げる」ように息を吸いましょう。
まとめ:胸をひらいて、呼吸に自由を
胸の筋肉を緩めることは、心臓や肺を包む「筋膜のタイトさ」を解くこと。 ケアの後にスッと鼻から空気が通る感覚があれば、それはあなたの縦隔にスペースが戻った証拠です。
「呼吸が浅いな」と感じたら、ぜひこの筋膜のつながりを思い出して、胸の奥から自分を解放してあげてくださいね。
巻き肩でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

高校卒業後に君津市にある千葉医療福祉専門学校へ入学し、国家資格である理学療法士の免許を取得。卒業後は、木更津市にある君津中央病院へ入職し、整形外科・脳外科・神経内科など様々な診療科目におけるリハビリテーションを学びながら2年間勤務。その後、富津市にある加藤大介クリニックに開業から約20年間勤務し約50000万人の方を施術し、それと同時にスポーツトレーナーとして高校野球部をサポート。昨年2024年4月に木更津市に整体oasisを開業。整体業のほかに地域のスポーツ団体にスポーツ障害の予防を指導し、地域で活動中。
















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