足の痛みでお悩みの方へ
その辛さや不安はとてもよく理解できます。
私の整体院には、歩くたびに足に痛みを伴い日常のちょっとした動作さえもつらく感じている方が多くいらっしゃいます。
痛みが続くことで、気持ちが沈んだり、生活の質が落ちたりすることもあるでしょう。
あなたのその悩みや不安は少しずつでも適切なケアや工夫を取り入れることで、痛みを和らげ、快適な日常を取り戻すことができる可能性があります。
そこで今回は『靴の履き方』を見直すことで、足の痛みの解決策へと繋がっていければ幸いです。
どのように靴を履きますか?
皆さん、靴を履く時にはどのように履きますか?
下に2枚の写真があります。
1枚目は、靴の裏全体を地面に付けて履いています。

2枚目は、つま先を立てて踵を地面に付けた状態で履いています。

どちらが正しい靴の履き方でしょうか?
正解は、2枚目の写真の履き方です。
では、何故つま先を立てて踵を付いた状態で履くことが正しい履き方なのでしょうか?
一緒に考えてみましょう!
靴を履く意味は?
まずは、靴を履く理由について考えてみましょう。
① 足の保護:靴は、地面の硬さや鋭利なもの、汚れや細菌から足を守る役割があります。これにより、怪我や感染症のリスクを減らすことができます。
② 快適さの向上:適切な靴は、足の形や動きに合わせてサポートし、長時間歩いても疲れにくく、快適に過ごせるようになります。
③ 歩行の安定性:靴は足の安定性を高め、バランスを保つ手助けをします。これにより、転倒やつまずきのリスクを減らすことができます。
④ 気候や環境への対応:寒さや暑さ、雨や雪などの気候条件から足を守るためにも靴は重要です。適切な靴を履くことで、足の健康を維持できます。
⑤ ファッションや社会的マナー:靴は、見た目やスタイルの一部としても重要です。また、公共の場や職場などのマナーとしても履くことが求められる場合があります。
このように、靴は単なるファッションアイテムだけでなく、健康や安全、快適さを守るために欠かせないアイテムです。
5つの点からみると、②の「足の形や動きに合わせてサポートする」や③の「足の安定性を高め、バランスを保つ手助けをする」という状態に必要なことは、足に靴がフィットしている状態が理想となります。
では逆に、足に靴がフィットしていない状態、つまり靴の中で足が動いてしまう状態は、何が足にいけないのでしょうか?
足が靴の中で動くことで起こる障害は?
①足の摩擦や靴擦れ:靴が大きすぎると、足と靴の間に隙間ができやすくなります。その結果、歩くたびに足が靴の中で動き、摩擦や擦り傷、靴擦れが起こりやすくなります。
②足の不安定さとバランスの崩れ:靴が緩いと、足が靴の中で滑りやすくなり、歩行時の安定性が低下します。これにより、つまずきやすくなったり、転倒のリスクが高まったりします。
③足の疲れや痛み:靴が合わないと、足の特定の部分に過度な負担がかかります。特に、つま先やかかとに圧力が集中しやすく、疲れや痛みを引き起こすことがあります。
④足の変形や健康障害:長期間、大きすぎる靴を履き続けると、足の指や関節に不自然な力がかかり、外反母趾や巻き爪などの変形を招く可能性があります。
⑤歩行の効率低下:靴が合わないと、自然な歩き方ができなくなり、歩行効率が低下します。これにより、疲れやすくなったり、長期的には関節や筋肉に負担がかかることもあります。
足が靴の中で動いてしまうことは、靴擦れや胼胝だけでなく、外反母趾や巻き爪など足の変形を招いてしあう恐れがあります。
また、足だけでなく膝痛や股関節痛、場合によっては腰痛の原因となってしまうこともあります。
このような障害を予防するためにも足に靴をフィットさせることが大切です。
「足に靴がフィットしている状態」とは、どのような状態?
では、足に靴がフィットしている状態とは、どのような状態でしょうか?
足に靴がフィットしている状態とは、靴の中で足が動かない状態のことです。
先ほどありました、靴の履き方の2枚の写真を思い出してみましょう。
1枚目の靴の裏全体を地面に付けて履く履き方は、踵に隙間ができてしまいます。

2枚目の靴のつま先を立てて踵を地面に付けて履く履き方は、踵に隙間がありません。

この状態で靴の紐を結んだ時に、1枚目の写真の状態では、靴の中で足が前後に動いてしまいます。
一方で、2枚目の写真の状態では、踵に隙間がない状態で靴紐を結ぶので、足は前に動かず靴紐によって固定されます。
つまり、2枚目の履き方は足に靴がフィットするため、靴本来の機能である足の形や動きに合わせてサポートし、足の安定性を高めバランスを保つ手助けをすることとなります。
ということは、足に靴がフィットしている状態がいかに大切かがわかります。
正しい履き方だけでは足の痛みを予防するのは不十分⁈
靴の履き方を変えるだけでも足への負担は減りますが、他にも変えることで負担がさらに減ります。
①靴のサイズ:自分の足に合ったサイズを選ぶ
②足にフィットする構造の靴を選ぶ
③靴紐の通し方
などがあります。
①〜③のことを詳しく知りたい方は、整体院oasisまでお気軽にご相談ください。
また、靴の正しい履き方の動画は「整体院oasis インスタグラム」にもありますのでご参考にしてみてください。

【整体院oasis インスタグラム】
https://www.instagram.com/oasis_seitai_
*URLをクリックしますと当院インスタグラムへ繋がります。
また、靴の履き方を変えるとオリジナルインソールの機能をさらに発揮できることになります。
オリジナルインソールの効果を実感された方のご感想が載っている整体院oasisのホームページもご覧ください。
正しい靴の履き方で、足の痛みに悩まされず楽しく動けるようになっていただければ嬉しいと思います。

高校卒業後に君津市にある千葉医療福祉専門学校へ入学し、国家資格である理学療法士の免許を取得。卒業後は、木更津市にある君津中央病院へ入職し、整形外科・脳外科・神経内科など様々な診療科目におけるリハビリテーションを学びながら2年間勤務。その後、富津市にある加藤大介クリニックに開業から約20年間勤務し約50000万人の方を施術し、それと同時にスポーツトレーナーとして高校野球部をサポート。昨年2024年4月に木更津市に整体oasisを開業。整体業のほかに地域のスポーツ団体にスポーツ障害の予防を指導し、地域で活動中。
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