腰椎分離症でお悩みの方へ
腰椎分離症は、腰の骨が疲労骨折した状態で、特に成長期のスポーツ選手に多く見られます。腰痛や運動時の痛み、違和感などが主な症状で、日常生活にも支障をきたすことがあります。
このページでは、腰椎分離症に関する様々な情報を提供しています。
腰椎分離症とは?
腰椎分離症とは、腰の骨(腰椎)の一部に繰り返しストレスが加わり、腰椎(腰の背骨)の椎弓(ついきゅう)に亀裂が入る疲労骨折を起こし、分離した状態を指します。
スポーツによる腰を反らす動作やひねる動作を繰り返すことで起こります
腰椎分離症の原因
- 成長期のスポーツ:成長期の骨はまだ発達段階にあり、過度な運動で腰に負担がかかりやすい(特に中学生頃)
- 繰り返す動作:身体の前後屈や腰のひねり、ジャンプからの着地といった特定方向への動作を繰り返すスポーツの過度な練習(野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、ラグビー、柔道など)
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骨の脆弱性:体質的に骨が弱
腰椎分離症の症状
- 腰痛:運動時や長時間立っている時に腰回りに痛みが出やすい
- 動作制限:腰を反らす、ひねるなどの動作がしにくい
特に反らす動きでは痛みが強くでる - 神経症状:足のしびれや痛み(まれ)
腰椎分離症の治療法・予防法
特に、ももの裏にあるある筋肉”ハムストリングス”という筋肉の柔軟性が関連していると言われています(個人差はあります)。
ハムストリングスは骨盤から膝関節まで付いている大きな筋肉です。
そのため、骨盤のアライメントに関係してきます。
柔軟性が低下すると、骨盤や股関節の動きを腰で代償しようとすることもあり、ハムストリングスの柔軟性は予防や治療には関係があるとも言われています。
次に、ハムストリングスの柔軟性を改善させる方法と、他に体幹のトレーニングについてもご紹介します。
ハムストリングス・体幹セルフエクササイズ方法
▶︎ハムストリングスの柔軟性向上
ストレッチ: ハムストリングスを意識したストレッチを行いましょう。
例)ジャックナイフストレッチ
フォームローラー: フォームローラーを使って、ハムストリングスの筋膜リリースを行うのも
効果的です。
▶︎体幹筋群の強化
腹筋群: 腹直筋、腹斜筋、腹横筋などバランス良く鍛えることで腰椎の安定性を高めます。
脊柱起立筋: 腰椎を支える筋肉を強化することで、腰椎への負担を軽減します。
▶︎正しい姿勢と動作
立ち方: 背骨をまっすぐに保ち、腰が反りすぎないように注意しましょう。
座り方: 深く腰掛け、背もたれを適切に利用して、腰椎への負担を軽減しましょう。
▶︎運動時のフォーム: 腰椎に負担がかからないよう、正しいフォームで運動を行いましょう。
▶︎過度な運動の制限
成長期: 成長期の過度な運動は、腰椎分離症のリスクを高めます。運動量を調整し、休息日を設けるなど、適切な休養を取りましょう。
これらの情報を参考に、ご自身の状態を把握し、適切な治療法を選択してください。
ストレッチでは「ジャックナイフストレッチ」が有効だと思います。
やり方がわからない方、予防をご希望の方は、【整体院oasis】お気軽にご相談くさだい。

高校卒業後に君津市にある千葉医療福祉専門学校へ入学し、国家資格である理学療法士の免許を取得。卒業後は、木更津市にある君津中央病院へ入職し、整形外科・脳外科・神経内科など様々な診療科目におけるリハビリテーションを学びながら2年間勤務。その後、富津市にある加藤大介クリニックに開業から約20年間勤務し約50000万人の方を施術し、それと同時にスポーツトレーナーとして高校野球部をサポート。昨年2024年4月に木更津市に整体oasisを開業。整体業のほかに地域のスポーツ団体にスポーツ障害の予防を指導し、地域で活動中。
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