はじめに:その「ぽっこり」、実は脂肪だけじゃないかも?
「ダイエットをしているのに下腹だけが出ている」「夕方になると体が重だるい」……そんなお悩みはありませんか?
実はそれ、単なる脂肪ではなく「内臓下垂(ないぞうかすい)」が原因かもしれません。内臓が本来あるべき位置から下がってしまうと、見た目だけでなく、肩こりや腰痛、さらには自律神経の乱れにまでつながることがあります。
今回は、解剖学的な視点から「なぜ内臓が下がるのか」「姿勢とどう関係しているのか」、そして自分でできる解決策を詳しく解説します。
なぜ内臓は下がるのか?(解剖学・生理学の視点)
私たちの内臓は、お腹の中にある「腹腔(ふくくう)」というスペースに収まっています。これを支えているのが、インナーユニット(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群)と呼ばれる筋肉の壁です。
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姿勢の崩れが招く「スペースの圧縮」 猫背や反り腰になると、肋骨と骨盤の距離が縮まります。すると腹腔内の圧(腹圧)が適切に保てなくなり、押し出された内臓が重力に負けて下へと垂れ下がってしまうのです。
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血流と代謝への影響 内臓が下垂すると、下にある腸や子宮・卵巣が圧迫されます。生理学的には、内臓周辺の血流が滞ることで基礎代謝が低下し、「太りやすく疲れやすい体」という負のスパイラルに陥りやすくなります。
セルフケア:姿勢を整え、内臓を「引き上げる」
内臓を元の位置に戻すには、土台となる「骨盤」と「呼吸」へのアプローチが不可欠です。
① 【運動・ストレッチ】横隔膜を動かす「ドローイン」
内臓を吊り上げている「横隔膜」をしっかり動かしましょう。
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仰向けになり、膝を軽く立てます。
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鼻から大きく息を吸い、お腹を膨らませます。
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口から細く長く吐きながら、お腹を極限まで凹ませます。
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お腹を凹ませたまま、さらに「内臓を肋骨の中にしまい込む」イメージで5秒キープ。 ※これを5回繰り返すだけで、天然のコルセット(腹横筋)が働き、内臓が引き上がります。
② 【筋トレ】骨盤底筋を引き締める
骨盤の底で内臓を支える「ハンモック」のような筋肉を鍛えます。
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椅子に浅く座り、背筋を伸ばします。
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トイレを我慢するような感覚で、ギュッと股関節の奥を引き上げます。
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3秒キープしてリラックス。これを10回行います。
*お腹の力が思うように出ない方は、肩こりや首の張りなどが出やすい方が多い傾向にあります。
肩こりについての記事にご興味のある方は、ぜひ一読ください
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食事のアドバイス:内側からの重力対策
筋肉だけでなく、内臓そのものの「むくみ」を取ることも大切です。
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カリウムを意識する: 塩分の摂りすぎで腸がむくむと、重さで下垂しやすくなります。バナナやアボカド、海藻類で余分な水分を排出しましょう。
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よく噛むこと: 消化不良で未消化物が胃腸に長く留まると、物理的な重さになります。一口30回噛むことは、立派な内臓ケアです。
最後に:体を変えるのは「正しい姿勢」から
内臓下垂は、体が発している「姿勢を見直して!」というサインです。
当院では、単に筋肉を揉みほぐすだけでなく、筋膜のつながりや骨盤の歪みを整えることで、内臓が本来の機能を発揮できる体作りをサポートしています。
「自分一人ではなかなか姿勢が改善しない」「お腹周りの重だるさが抜けない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。本来の正しい姿勢を取り戻して、軽やかな毎日を送りましょう!

高校卒業後に君津市にある千葉医療福祉専門学校へ入学し、国家資格である理学療法士の免許を取得。卒業後は、木更津市にある君津中央病院へ入職し、整形外科・脳外科・神経内科など様々な診療科目におけるリハビリテーションを学びながら2年間勤務。その後、富津市にある加藤大介クリニックに開業から約20年間勤務し約50000万人の方を施術し、それと同時にスポーツトレーナーとして高校野球部をサポート。昨年2024年4月に木更津市に整体oasisを開業。整体業のほかに地域のスポーツ団体にスポーツ障害の予防を指導し、地域で活動中。



















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